背伸びをするのをやめてみる
横浜市港南区日野にある、真宗大谷派横浜別院の定例法話会にお参りさせて頂きました。
はじめての別院というか、お寺だったので微妙に緊張。だけど無事お話を聞かせてもらうことが出来たので良かったです。
印象に残ったのが「居場所」っていうことと「分限を知らされる」ってこと。
自分というものを知らない。自分というものが見えない。なにか自分ではないものになろうとしている。現代人ってこんな感じなんだと思う。特に若者はね。
どういうことかっていうと、極論ね。例えば「社会起業して世の中のために!」とか。そういう今の自分に出来ないことを追いかけているというか、追い詰められている。格好よく見えるし、意味があるように見える。逆をいうと自分に意味がないんじゃないかと思う。勿論、そういうことが出来る人はいるし、そういうものが目の前にあるならやれば良いと思う。
でも、そういう人ばかりではないよね。少なくともボクはそういう人ではない。
仕事帰りに電車にのってる時に、窓に映る自分の姿を見て楽になったんだよね。
あぁ。庶民だなーって。あぁどこにでもいる普通の人じゃんか。って。
当たり前なんだけどね。自分っていうものがわからなくなっていたんだよね。
自分が自分でないものになろうとしている時って、どこにいても居心地が悪い。自分の居場所がないの。どういうことなのか上手く言葉で説明できないんだけれど、「自分ではないもの」になろうとすると、色んなことが大事に出来ないのかもしれない。
「そのままの自分」「普通の自分」「庶民な自分」そういうことに気付かされると、目の前にあることを大事にしたくなってくる。
背伸びしなくていいんだよ。
真宗大谷派横浜別院
http://www.yokohama-ootani.com/honganjiy/